物理の欠片反作用遠心力(Reactive centrifugal force)とは一体何なのか?
英語版のWikipediaに ”Reactive centrifugal force" という項目があるのを見つけました。日本語にすると「反作用遠心力」といったところでしょうか。 Centrifugal force(遠心力)とは別項目です。全く違うものとして扱われているのです。 意味合いの違う2... 雑多世界で一番地球環境を破壊した男? トマス・ミジリーの功と罪
トマス・ミジリーという人物をご存知でしょうか?20世紀前半にアメリカで活躍した化学技術者です。ミジリーは企業で研究者として活躍し、多くの発明(特許は100件以上取得)をした優秀な技術者として知られていました。その後ミジリーの評価は地に堕ちます。「世界で一番地球環境を破壊した男」とまで言われるほどです。トマス・ミジリーは、一体何をしたのでしょうか。 その他の欠片特許のデータはねつ造だらけ? 不正論文どころじゃないその実態
学術論文のデータねつ造が、たびたび話題にのぼります。では、特許はどうでしょうか?実は特許でもデータねつ造はよくあることです。おそらく学術論文とは比較にならないほどありふれているでしょう。金銭、利害関係、法的権利が伴う特許の方が厳しいと思われがちですが、実はそうではないのです。 物理の欠片慣性力とは? 2種類の慣性力があると考えた方がわかりやすい
物理で出てくる慣性力。わかったようでわからない、何だかすっきりしないという人も多いはず。実は慣性力という言葉は、分野によって若干違った意味合いで使われているので、調べても混乱することが多いのです。いっそのこと、2つの意味があるとした方が誤解も少なくわかりやすいと思ったので、その方向で説明してみます。 物理の欠片光の速度は確定している? 誤差ゼロの定義値とは一体何なのか
真空中の光の速度は、秒速299,792,458メートルです。実はこの数字、全く誤差はありません。どれだけ精度を上げて測定しても、この光速は変わることがないのです。それも1983年から。ちょっと不思議に感じるかもしれませんが、その理由を説明してみます。 物理の欠片月の位置と満潮の位置の図は間違い?潮汐力と海水面の関係を考えてみた
潮の満ち引きは、主に月の引力によって発生します。でも詳しい説明がなく、消化不良を感じる人も多いのではないでしょうか?そこで、少し踏み込んだ説明をわかりやすく説明してみます。すると、よく見る図(月の方向と満潮の位置)が間違っていることがわかってきます。 想いの欠片物理屋に物申す? 化学屋からみた物理 とりあえず統計力学を例に
このサイト”ちびっつ”では、理系の雑学のようなものを紹介しています。 同じように理系の分野をわかりやすく説明している素晴らしいサイト、ブログは沢山あります(ここよりは専門的な内容が多いかな?)。 私もよく拝見していますが、大抵は物理屋さん(... 物理の欠片なぜ月はいつも同じ面を地球に向けている?月の自転と公転の周期が一致している理由
地球から月を見ると、いつ見てもウサギが餅をついているような模様がみえます。月はいつも同じ面を地球に向けているのです。 これは月が地球の周りを回る公転と、月自身が自転する周期が一致しているということです。 もちろん、偶然そうなったのではなく... その他の欠片UL規格とは何か? 世界中の電気製品の安全をアメリカの企業が担っている?
UL規格を知っていますか? 2020年10月に東洋紡、2021年1月に京セラが、UL認定を不正取得していたことが相次いで判明しました。 そのニュースで、初めてULを知った人もいるかもしれません。 ULは、アメリカの一企業に過ぎないのですが、実は世界中の電気製... 化学の欠片活量、活量係数とは何なのか? 人為的に導入された不思議な特性
溶液の性質を表現するときに「活量」や「活量係数」という値を使うことがあります。 この「活量」かなり理解しにくい概念です。 私も最初に見たときは「なんでこんなもの導入するんだ?」と疑問だらけでした。 そこで「なんのために活量を使うのか?」「活... 化学の欠片グラフェンとは? 身近にあったものを意外な方法で取り出してノーベル賞?
2010年、マンチェスター大学のアンドレ・ガイム(Andre Geim)とコンスタンチン・ノボセロフ(Konstantin Novoselov)の2名が、「グラフェン」という物質の革新的な実験によってノーベル物理学賞を受賞しました。 グラフェンは、理論的にも興味深いもので... 化学の欠片グラファイトシートとは?モバイルを支える放熱シートの実力
グラファイトシートは、放熱シートして使われている黒いシートです。 モバイル機器のCPUの放熱などに使われていて、現代のテクノロジーにはなくてはならない材料になっています。 最近ではグラファイトシート自体が市販されているので、実際に手にした人も...
