Tidbits -ちびっつ-

【知識の欠片】~科学をもっと身近に~わかりやすく、簡単に、面白く、深く、研究者による科学ブログ

「物理の欠片」の記事一覧

エントロピー増大

エントロピー増大の法則は、乱雑になる方向に変化するというものではない

エントロピー増大の法則という法則を聞いたことがありますか? 一般に「物事は乱雑になる方向に進む」とか「秩序だった状態から無秩序の状態に進む」という法則だと説明されているものです。 でも、この表現はかなり誤解を招くものです。 ウェブサイトをみても、実際に多くの人が誤解しているような気がします。 そこで、エントロピー増大の法則によくある間違いを、説明してみましょう。
ゴルフ

北半球でゴルフをするとボールがスライスするという話

ゴルフされますか? 以前の記事で「コリオリの力」という見かけの力の話をしました。 北半球では、動いているものがだんだん右に逸れていくというものです。 ということは、北半球ではゴルフで打ったボールも右方向にずれる、つまりスライスするということになります。 その場合、コリオリの力がどのくらい影響するのか計算してみました。
エンジン

シラードのエンジンとは? 情報をエネルギーに変えることができるのか

シラードのエンジンとは、マクスウェルが提唱した「マクスウェルの悪魔」を具体的に表したものです。 このシラードのエンジンの考察によって、マクスウェルの悪魔の研究が進み、解決の糸口にもなりました。 今回は、このシラードのエンジンについて説明してみます。
光

光の速度は空気中と水中どちらが速い? 最初に実験したのは誰? 

空気中と水中、光の速度はどちらが速いでしょうか? などといいながらいきなり答えを書きます。空気中です。 現在では常識で、光の屈折も速度の違いから説明されます。 しかし過去には、どちらの方が速いのか論争があり、それを確かめる実験も行われました。

温室効果ガスとは? 二酸化炭素以外にも地球温暖化の原因になる気体が

二酸化炭素(CO2)は温室効果ガスと呼ばれ、地球温暖化の原因だと言われています。 この「温室効果ガス」とは一体どのようなもので、どんな種類があるのでしょうか? 温室効果の仕組みと温室効果ガスの種類について、簡単に見ていきましょう。

コリオリの力とは何か? 北半球で台風が反時計回りになる訳

コリオリの力というのは、地球の自転によって現れる見かけの力のひとつです。 台風が反時計回りに回転する原因としても有名な力です。 実は、台風の回転運動だけでなく、偏西風やジェット気流などの風向きなどもコリオリの力によって説明されます。 今回はコリオリの力について簡単に説明したいと思います。
フーコーの振り子

フーコーの振り子の実験とは? 地球の自転を証明した非公認科学者

フーコーの振り子の実験を知っていますか? 振り子を使って地球が自転していることを証明した有名な実験です。 この実験を行ったフーコーは、科学に関しては素人として扱われていましたが、それまで誰も思いつかなかった着想で地球の自転をはっきりと示したのです。 当時の背景などを踏まえて、なぜフーコーが大偉業を達成できたのか見ていきたいと思います
数学

物理は一番簡単な学問分野だという説?

「学問分野で一番簡単なのは物理だ」という説があります。 物理嫌いの人だけでなく、物理を専門にしている人からも反論が来そうな気がしますが、ちゃんと説得力のある説です。 なぜ物理が一番簡単な学問だと言われることがあるのか、簡単に説明してみましょう。
放物線

エネルギー保存則とは何か?視点を変えるとわかりやすいかも

エネルギー保存則とはどんなものでしょう? 「運動エネルギーと位置エネルギーを足しあわせたものが保存するという法則」 もちろん、正しい答えです。 でも物事の見方はひとつに決まるものではありません。 エネルギー保存則を少し違った視点で眺めてみると、新しい発見があるかもしれません。
銀河

光行差とは何か? ブラッドリーが発見した不思議な現象

光行差(こうこうさ)という現象を知っていますか? 1728年に、イギリスの天文学者ジェームズ・ブラッドリーが発見した現象で、季節によって星の位置がずれて見えるというものです。 この原理自体は難しくないのですが、ちょっと納得しずらい結果で、天文学者を悩ませたという過去があります。